APEX CSTM snowboards SUPER185と164に1ヶ月乗って感じたこと
当メーカーからラインナップされている、アルパインレースモデルのSUPER。
1ヶ月使用し感じたことを綴ってみようかと...。

色々な斜面、雪質、ゲートやテク、浅く回ったり深く回ったり、カービングしたりスライドしたり、YUKIYAMAアプリで800㎞滑った結果、写真のようなインターフェイスになった。ロング、ショート共にIRONROCK、SGバイン、ブーツはUPZのRC-Rを使用。
板のフレックスはしなやか、トーションはしっかり、乗り心地はサラサラシルキー。テーパードが強い上にテールが柔らかいので、ターン前半の処理が肝になる。ターンに入ると内側に入り込むオーバーステア傾向(かなり強い)だが下を向き始めるとオーバーステアは消え下に落ちていく。テールの柔らかさを受け入れて、スッと次のターンに切り替えると気持ちよく滑れる板だ。エッジグリップも強い、ゲートを速く潜り抜けるターンを誘導してくれる正真正銘のレースボードだ。ターン導入が早いので谷回りを大きく(長く)、山回りは下方向にといったイメージを持つと乗りやすく、ゲートで安定してタイムが出しやすい。谷周りも何パターンか持っていた方がいいだろう(カービング、スキッド、スライド...etc)。ダメなのは下踏み、粘る板ではないので叩かれる。
しかし、J●B●系の山回りを長くしっかり作る、上下運動をする、意味不明なビッテリーターンのような滑りには非常に不向き(笑)。こんなことをすると、「やめてくれー!」と叫んでいるような動きをする。まぁ、ヨーロッパには「テク」という種目がないから当然だろうな...。そんな中でもテクにチャレンジをしようとする自分も無謀というか、やれば出来るかもという僅かな希望を詮索しているところ。
薄くて軽い今時の板にはプレートが必須となる。といか、プレートがないと滑れない...。僕はIRONROCKを使用しているが、どのフレックスと板を組み合わせるか凄く悩んだ。1枚何十万とするモノだから失敗した時のダメージは大き過ぎる。フリーランを中心にすることが多いので、ハードの選択はない。ミディアムかソフトで悩んだ結果、ターンスピードの速いロングボードにはミディアム、ショートボードは掘れて荒れたゲートを滑ることを考慮し、操作性の高いソフトを選択した。バインとブーツはしっかり足場を作れる強いモノになった。今のところ、このインターフェイスがBETTERだと思う。

シーズンも序盤を過ぎたところのレポートなので、また新しい発見があるだろう。
その時は改めてアップデートをしたいと思う。