今シーズンの白樺湖エリアのスキー場 営業中止や指定管理者制度

一足先に寒くなったヨーロッパ、感染症の拡大に歯止めが効かず都市のロックダウンが始まった。日本でも北海道や東北地方で日に日に感染症が拡がっている。ウィンタースポーツシーズン間近に迫った長野にも、この懸念は拭い切れない。一人一人の意識が大切になってくる今冬、どうか周りにも気を配ってもらいたい。
年々利用者の減少傾向が続くウィンタースポーツ事業。
先日ショッキングな出来事が起こった。それはエコーバレースキー場の今季営業停止。突然の出来事に誰もが驚いた。シーズン間近の報道に地元観光協会や商工会は動揺を隠せない様子。スノーボードのメッカとして知られていたスキー場、下部ゲレンデは滑りを磨くのに最高なスロープがある。僕も長年お世話になっていたが、ここ数年の運営会社の入れ替わりには目まぐるしいものがあった。同じ企業が運営する白馬さのさかスキー場は、大きな設備投資をしホテルの開業を予定していた。今季営業を取りやめた理由も明確になっているので、感染症と社会情勢が落ち着いたら再開をする目途が立っているように感じる。しかし、エコーバレーは年々縮小営業の道を辿り、本当に営業中止となるとこのまま再開をしないんではという心配が残る...。まぁ以前から話が一転二転するので、やっぱりやりますということもありそう(笑)。
そして、立科町営の白樺高原国際スキー場としらかば2in1スキー場が5年間の指定管理者制度で運営することが決まった。運営先は地元佐久市の樫山工業(株)、冬になると本社敷地内に大規模なイルミネーションを飾り付け名所の一つになっている。また、自社で開発する人工降雪機は国内トップシェアを持ち、最近では高気温での降雪を可能にした機械で標高の低い富士見パノラマスキー場をいち早くオープンさせた実績を持っている。しらかば2in1には一昨年から通い始め、現場で働いている方々やローカルの方々にもよくしてもらっている。9月末の説明会に参加をしたが、担当の方からはしっかりとした運営方針と熱意を感じた。しかし、今年に限っては如何に赤字を減らすかと消極的な話もある。昨年に新しい圧雪車が2台導入され、KASHIYAMA製の最新スノーマシンで、最高なスノーコンディションで滑れるようになることを期待をしたい。
今年は行く末を案じるシーズン。早く感染症騒ぎが終わってほしい...。
